・受発注システムってどんな機能、メニューがあればいいのか?
・企業間の受発注システムの構成はどんなものがあるか知りたい
今回は上記のようなお悩みを解決します。
この記事では10年以上培ったシステムエンジニアとしての知識とノウハウと、googleでの検索能力を頼りに、ある程度、想像をしながら、業界・企業の要望を仮説し、その要望を満たすようなシステムを概要レベルで設計しています。
まずは、要望の仮説からいきましょう。今回の仮説は以下のイメージです。
・自社の商品(アパレルを想定)を取引先に発注してもらう
・発注情報(商品・金額・対応状況)の管理をする
・請求書、納品書を出力する
※画像をクリックすると別タブで拡大して確認できます。
自社のユーザを作成します。
取引先のユーザを作成します。
自社ユーザのログインを可能にします。
SKUのデータを管理します。
【補足】
SKUは「ストック・キーピング・ユニット」の略で、商品管理や在庫管理を行う時の、『最小単位』となります。
例えば、色やサイズなど。会社によって、色のみで管理したりもあるので、ある程度、柔軟な形で登録できるようにする必要がある。
商品を登録します。商品情報として、SKUが出てきますが、このSKUは事前にSKUマスタを登録しておく必要があります。
ほかにも商品を取引先に見せるかどうかの「表示状態」や、詳細説明、写真などもここで登録します。
以下のことができます。
・取引先が発注してきた内容を確認
・発注に対する納品書、請求書を出力
・発注に対しての対応状況を管理
取引先ユーザのログインを可能にします。
商品情報の一覧と、詳細を見る事ができます。
詳細画面では、個数を指定でき、発注リストに追加できます。
商品詳細画面で発注リストに追加したデータが一覧として確認できます。また、発注の確定をすることができます。
過去に発注した一覧を確認できます。また、発注データの対応状況も見ることができます。
発注データの詳細を確認できます。
今回はアパレルを想定したため、SKUという存在が出てきましたが業界によっては、SKUが不要となります。
このあとの展開としては、
・注文金額の集計機能
・入金情報の管理
・入金や売り上げを会計システムへ連携
・商品情報に原価も追加して、粗利計算
・よく売れている商品や取引先ごとに人気のある商品の分析
などなどがあるかと思います。
設計してみて思いましたが、ネットショップみたいですね。
このシステムの肝は、SKUの登録周りのUI・データ構造と、商品登録時のSKUの呼び出し周りのUI・データ構造になりそうですね。ここが使いやすければ、素敵なシステムになりそうです。
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