【俯瞰図あり】飲食店注文システムの概要設計してみた!

飲食店注文_アイキャッチ

・飲食店の注文用のシステムを作るならどんなものがいいか
・システムの構成案を知りたい

今回は上記のようなお悩みを解決します。

この記事では10年以上培ったシステムエンジニアとしての知識とノウハウと、googleでの検索能力を頼りに、ある程度想像しながら、業界・企業・その他諸々の要望を仮説し、その要望を満たすようなシステムを概要レベルで設計しています。

要望内容

まずは、要望の仮説からいきましょう。今回の仮説は以下のイメージです。

要望

・飲食店内の注文をタブレット・スマホ経由でとりたい
・各テーブルごとに注文の状態を把握したい(対応中か、提供済みか)
・売上の分析をしたい(日付ごと、テーブルごと、商品ごと)

テーブルにタブレットが置いてあって、そこから注文できるシステムを想定してみました。最近増えてきてますよね。

ちょっとスパイス的な要素として、テーブルにQRコードをおき、そこからお客様のスマホでアクセスしてもらって、注文してもらうというのも、もしかしたら可能かもしれないです(オーナーの考え次第)。タブレットを用意しなくて済みますが、その代わり、いたずら(店の外から注文されてしまう等)をどう防ぐかを考えないといけなくなりますね。

※画像をクリックすると別タブで拡大して確認できます。

俯瞰図_飲食店発注

各機能の説明

管理者が主に使う機能

管理者

スタッフ登録画面

管理画面にログインできるスタッフを作成します。

店内テーブル登録画面

注文はテーブル単位に紐づけさせるため、そのテーブルを登録します。

メニューカテゴリ登録画面

各メニューを登録する前にメニューの親となるカテゴリを登録します。

メニュー登録画面

メニューを登録します。
メニューによっては、「大・中・小」など選べるメニューが存在すると思うので、そういうメニューについてはオプションとして、複数の選択肢を登録できるようにします。オプションに応じて、金額が変わったりすることも考えておかないとダメですね。

売上確認画面

日付、時間帯、テーブル番号、メニューなどで売り上げ状況を確認できる画面となります。

さすがに以下のような分析をしたいとなるとこの画面とは別に画面が必要になります。
・どのメニューが人気か
・時間帯は何時くらいが混むか
・日付・曜日での売り上げ金額に傾向があるか

お客様が主に使う機能

お客様

トップ画面

この画面を起点として、メニュー一覧を見たり、注文履歴を見たりします。
専用タブレットを置いたり、テーブルにQRコードをおき、各お客様が保持している端末でアクセスしてもらうのもありですね。

メニュー一覧・詳細画面

メニュー情報の一覧と、詳細を見る事ができます。
詳細画面では、すぐに注文ではなく、ショッピングカートのように、いったん注文候補に入れて、まとめて注文確定するという形にします。

注文確認画面

注文候補の一覧を確認できます。問題なければ、この画面から注文を確定します。

注文履歴画面

過去の注文内容を確認できます。前回のお客様の情報が見れないように、開始時刻を設定して、その時間以降の該当テーブルの注文情報を表示するという制御をいれないとだめですね。

スタッフが主に使う機能

スタッフ

ログイン画面

管理システムへのログインを可能にします。

未対応 注文一覧画面

未対応の注文を表示します。新着情報として、一番上に注文情報が表示され、下部にテーブル単位での未対応の注文情報が表示される想定です。

提供が終わった注文には、「配膳完了」ボタンを押すことでデータの消込ができるようにします。
各テーブル番号の隣に注文履歴を確認するボタンを用意し、ここから過去の注文情報を確認できます。

注文詳細 確認画面

指定したテーブルの注文履歴を確認できます。お会計をするときはこの画面を見ながら、お会計をするイメージですね。

「会計をする」ボタンを押すと、そのテーブルの注文情報がリセットされ、次にそのテーブルで注文をした際は新しく履歴をためる流れとなります。

まとめ

お店によっては「注文候補ではなく、即注文となっていいよ」とか、「テーブル番号はいらない」なんてことはあるのかもしれない?ですが、ベーシックなところとしてはこんなイメージになります。

このあとの展開としては、やはり分析の機能ですね。
そういえば、人数というデータが俯瞰図にはないので、客単価が分からない状態なので、それは入店時あるいは会計時にスタッフが入力するというのがよさそうです。

あとはどのようにどんな情報を分析したいかによります。お客様情報として、性別や年代をスタッフが独断と偏見で設定することになりますが、その設定したデータをもとに集計するというのもいいかもしれないですね。

などなどがあるかと思います。
設計してみて思いましたが、ネットショップみたいですね。

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